セルレンズの加工
Alignment and Machining of mounted lenses
高精度対物レンズの製造に必要不可欠な個々のレンズセルに要求される偏 芯規格や空気間隔の精度は数μm オーダーで、ますます高くなっております。このような、ハイエンドな要求精度には接着剤のような動く要因がある製造方法 は適しておらず、新たな製造方法が必要となります。
TRIOPTICS では、デファク ト・スタンダードとなっている偏芯測定技術をもりこんだ新たな加工方法により、 高精度なレンズセルをより簡単に製造することが可能です。 レンズをセルに接着された状態でサンプルをご提供いただければ、光軸に沿 ってセルの偏芯と傾きを加工して取り除きます。セルの厚みもご指定いただくこ とが可能でレンズをセルに接着された状態でサンプルをご提供いただければ、光軸に沿 ってセルの偏芯と傾きを加工して取り除きます。セルの厚みもご指定いただくこ とが可能です。
加工対象物
セルレンズ(レンズをホルダ(セル)に接着された状態)
<セルの材質>
アルミ・真鍮・ステンレス・インバー・その他(ご相談ください)
<セルの外径>
最大φ280mmまで対応
<セルの重量>(レンズ重量を含む)
最大5kgまで対応
<レンズの種類>
可視レンズ・赤外レンズ・球面レンズ・非球面レンズ・その他(ご相談ください)
加工手法
従来のセル内でレンズ光軸を調芯し、レンズをセルに接着固定する方法とは違い、レンズがセルに固定(接着)された状態で、レンズのセルの個々のパラメータを測定し、レンズ光軸に沿って同軸にセルを加工します。また、加工終了時に下記を計測し、データを提出いたします。
・残留偏芯量-バレル外径の偏芯シフト量
・残留チルト量–フランジ面の傾き角
・フランジ面~レンズ頂点までの距離
・バレル直径
加工前後の結果
加工手法の詳細や加工前後の測定結果を、お問い合わせいただいた方にご案内させていただいております。ご興味がありましたら、計測のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
使用装置
装置名称 | ATS280 レンズ光軸偏芯測定+調芯VCM光軸同軸加工機 |
作業内容 | セルレンズの光軸調芯加工 |
対象サンプル | セルの材質:アルミ・真鍮・ステンレス・インバー・その他 (ご相談ください) セルの外径:最大φ200mmまで対応 セルの重量:最大5kgまで対応 |
加工精度 | 偏芯精度:<0.5μm |
加工風景
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